ビタミンB群の効果
糖質や脂肪の代謝や、脳神経系にも重要な働きを見せるビタミンB群を解説しています。
美容やダイエットでも注目を集めているとおり、魅力的な効果が盛りだくさんなので、是非参考にして下さい。
ビタミンB群について
以下に、8種類あるビタミンB群のそれぞれの代表的な効果を紹介します。
是非参考にして下さい。
ビタミンB12
当サイトで解説しているとおり、造血には欠かせない栄養素です。
貧血といえば、鉄分が不足することで発生すると思われがちですが、赤血球を作り出すときには、必要不可欠な栄養素です。
詳しくは、ビタミンB12の効果をご覧下さい。
ビタミンB1
体内で糖質がエネルギーにかわるのを助けます。
米を主食にしている日本人は、糖質の代謝を行う必要があることから、とても重要な栄養素です。
欠乏すると、脚気などを引き起こします。 また、脳や神経系にも働きかけることから、不足すると、記憶力や集中力の低下する恐れがあります。
ビタミンB2
別名発育のビタミンとも呼ばれているほど、皮膚や筋肉、髪の毛などをどんどん新しくする働きがあります。 このような作業は、新陳代謝と呼ばれるもので、ビタミンB2が脂質、糖質、たんぱく質の3大栄養素の代謝に深く関わっているからであります。 不足すると口内炎や目の充血を起こすなどの不調をきたします。
ナイアシン
主な働きは、体内にある様々な酵素の補助的な役割を担い、脳神経機能、皮膚を健全に保ったり、コレステロールや中性脂肪の分解などを行います。
とても重要なビタミンですが、過剰に摂りすぎると、下痢や嘔吐、肝機能障害まで生じる恐れがありますので、注意が必要です。
パントテン酸
脂質や糖質、タンパク質の代謝に関与しており、体内ではコエンザイムAという名称で補酵素の働きをしています。
ストレスと戦うビタミンとしても活躍しており、人間がストレスを感じたときの防御機能を整えることにも関与しています。
なお、数多くの食品に含まれていることから、不足することはあまりないとされています。
ビタミンB6
体内に取り込んだタンパク質を、に分解して体に必要な状態に合成するときに必要な栄養素です。
このため、ビタミンB6をしっかり摂取することで、タンパク質を効率的に代謝することが可能になり、筋肉や髪、皮膚などが育ちやすくなります。
また、神経系の情報伝達物質の生成にも役立つことされています。
葉酸
妊娠中や授乳中に特に重要なビタミンで、特に妊娠初期に葉酸を摂取することで、胎児の神経閉鎖障害といった先天異常のリスクを軽減する働きがあります。
妊娠以外でも多様な働きがあり、細胞の新生のときに必要である核酸(DNA、RNA)を作るために欠かせないビタミンで、また、血液中の赤血球をつくるためにも欠かせないため、不足すると様々な不調をきたします。
ビオチン
体内で、ブドウ糖を再生するサイクルに関与していることから、ストレスなどで食欲がわかないときは、ビオチンを多く摂ることで効率的にエネルギーの補給をすることができます。
また、掌蹠膿庖症やアトピー性皮膚炎など、発病の原因となるアレルギー物質の元となっているヒスチジンを除去する効果があることが報告されています。
不足すると、皮膚や爪などがぼろぼろになったりします。